自立できない看護師のあなたは悪くない

自立できればいい。
だけど、できなくても問題ない。

そもそも決められたレール。
「落ちこぼれ」「できない奴」「使えない」
どうしてそんなこと言うの?

ぼくにも自立を許されない時代があった。
今思い返せば、それは評価期間が短かっただけ。
ぼくの成長スピードに対して。

人手不足の環境が悪循環を生む。
新人への過度の期待はやがてプレッシャーとなる。

あなたには、『自立』の壁で挫折して欲しくない。

目次

自立できないのはあなたのせいではない

Accident. stumble and fall while jogging

自立できないのはあなたのせいではない。
病院や病棟、上司や先輩の都合であなたのせいにされているだけである。

そして言い方がおかしい。
自立できない?

自立は誰でもできる!
ただ、自立させない環境があるだけだ。
ある意味、過保護になっているだけだ。

そして、自立するタイミングが今ではないだけ。

人は成長スピードが違う。
病院が勝手に決めた自立タイミングに合わなかっただけ。
ほかの同期と比較したら遅かっただけ。

上司、先輩は『できない新人』というレッテルを貼りたい

UnsplashYoav Hornungが撮影した写真

上司、先輩は『できない新人』というレッテルを貼りたい。
自分たちの評価を下げたくないからだ。

先輩は後輩を1人前に教育する必要がある。
教育には多くの技術・技法が必要となる。
教える技術、伝える技術、見せ方、任せ方。

導けない上司や先輩は『できない指導者』とレッテルを貼られる。
だから、先に『できない新人』のレッテルを貼りたいのだ。

考えれば分かる。
上司や先輩と新人どちらの主張が通りやすいだろうか?
周囲との関係が築かれている上司や先輩の意見だろう。

だから、『できない新人』のレッテルは先に貼られてしまう。

新人教育をしたい先輩なんていない

UnsplashMatthew Henryが撮影した写真

新人教育をしたい先輩なんていない。
こんなこと言うとあなたはショックかもしれない。

一部の昇進欲求高いナースは、評価が上がりやすい教育に携わりたい。
だが、それもほんの一部。
大多数は教育に携わりたくない。

それもそのはず。
教育担当だからといって、通常業務が大幅に減るわけではない。
通常業務プラスαになってしまうのだから。

ここでは、そんな教育体制しか整えられない病院に問題がある。
充分に教育に時間を振り分けられている優れた病院があれば、皆が教育担当に名乗りをあげるだろう。

ここで言いたいことは1つ。
教育担当ナースがあなたの味方でなくても、それはその先輩のせいではない。
病院の体制のせいである。

あの先輩たちにできていることで、あなたにできないことはない

今でも覚えている。
病棟に配属された同期が言った。

「あいつらにできて、うちらにできないことはない」

いま、振り返れば本当にその通り。
そして、この言葉に励まされた。

では、なぜ新人にはできないと決めつけるのか?

できる・できないの問題ではない。
やらせるか・やらせないかの問題だ。
新人側の問題ではなく、教育側に問題があったのだ。

やらせなければ、事故も起きない。
教育側は教える余裕と見守る人員がない。
だから、安易にやらせないことを選択する。

やらせなければ事故もないけど、成長もない。
教えなければ、いつまでもできない。
自己学習して来い?
働き方改革と言いながら、早く帰っても家で学び続けるってナンセンス。

仕事って家で教わるものだっけ?
家で学ぶものだっけ?
もし、家でやるべきだと言うなら、言ってる奴は間違えている。
そして、そう言わせている看護の業界がおかしい。
他業種は教わること、社内で学ぶことにも給料を支払っている。

脱線したが、先輩がやっていることはあなたにもできる。
教えてもらえれば、必ずできる。

即戦力?すぐに一人前?それを期待するから新人は破綻する

この写真をUnsplashに提供してくれたCristina Gottardi @cristina_gottardiに感謝します 🎁

病院のナース不足、病棟の実情。
知れば新人への期待が大きく、戦力になってくれることを願う気持ちもわかる。

しかし、度が過ぎた場合はプレッシャーになる。
待てない気持ちを口にすれば悪口になる。
1人前を急ぐから、新人はつらくなる。

あなたは期待されている。
成長を楽しみにされている。
それだけ受け取ればいい。

それ以上のプレッシャーや悪口は迷惑。
すぐに仕上がらない看護師に
「あなたは向いていない」「自立は一生させません」
というのは、パワハラでしかない。

はっきり「迷惑です」と伝えた方がいい。
止まない迷惑行為からは、身を引いた方がいい。

ナースの神経は患者に向けるもの。
くだらない上司や先輩の戯言に向けるものではない。
少しでも、自分の仕事・神経が患者に向いていないと思うなら、その職場は良くない。

自分軸で生きる

ここまで読んでもらえたなら、あなたの評価は必ずしも正確ではないと気づけたのではないだろうか。

そもそも楽しんで働けていないなら、どうしたいか自分に聞いた方がいい。
いまのまま働けるのか。
そもそも看護師にはもう愛想尽きたのか。
まだまだたくさんある看護師の働き方を探求するか。

世の中には、病院では思いつかない方法で働く看護師がたくさんいる。
ストレスなく働くナース。
年収1000万ナース。
海外に進出するナース。
トラベルナース。

いま、あなたが萎縮して働いているなら、そんなとこはおもしろくも、楽しくもないはずだ。
運気が下がる職場はさっさと辞めてしまおう。
運気の下がったあなたは、恋愛にもお金にも見放されてしまう。

奨学金で縛られている?
次の職場や転職サイトに相談すれば融通きかせてくれるところはある。
何にもあなたは縛られていない。
縛っているのは、自分の思考だけだ。

自分を縛りつけるのを止めて、あなたは何が欲しいか?
何が嫌で、何が許せるのか?
これから何者になりたいか再確認しよう。

自分軸で考えれば、耐えるべきか。
次のステップに行くべきか見えてくる。
今の悩みはちっぽけになる。

他人の評価、他人の目なんて気にするな。
自分で自分を認めて、なりたい自分に導いてあげよう。

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