こまめな休憩がとれない?それは非効率に働くことを推奨している最悪な職場だ

こまめな休憩って、何のためにとるか知ってますか?
知るとより効果的に休憩がとれるようになりますよ。

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目次

こまめな休憩とは、『体を休ませ、次のタスクを見直す時間』である

休憩とは、『体を休ませ、次のタスクを見直す時間』です。
看護師の仕事は、足を運び、手を動かし、気を使う。
常に体を動かしています。

だから、少し座ると
「お尻に根っこはえた」
とか言って、動けなくなるのです。

そんな動けなくなるほどの疲労を溜めないで下さい。
ぶっ続けで働いても効率は、どんどん悪くなる一方です。

ある実験で、5時間仕事をやり通したチームと45分毎に休憩をとるチームで分けたそうです。
同じ時間仕事をさせると、45分毎に休憩とるチームの方が1.5~2倍作業成果が高い結果がでました。

実験からもこまめな休憩が、作業効率を高めて仕事の成果が高くなることが分かっています。

具体的にこまめな休憩とは何をするか

Photo by M o e on Unsplash

具体的に休憩とは何をするものでしょうか。

  1. トイレ排泄
  2. 体を休ませる
  3. 栄養・水分補給
  4. タスクの見直し
  5. 仕事の目的と手段の再確認

5つほどあげてみました。

他にも、
化粧直しなど男女差で違いがあったり、
家族との連絡確認もあるかもしれません。
今回は除外します。

1~3は、体のスイッチをオフにするのが目的です。
そして重要なのは4・5です。
脳のスイッチをオンにするのです。

休憩と言うと休ませるばかりに目がいきます。
しかし、重要なのは脳を働かせることだったのです。
思考停止で手を動かし続けずに、一旦立ち止まってこのままでいいのか考えるのです。

体と脳のスイッチを転換することが、仕事上の気分転換になるのかもしれません。

こまめな休憩って、どれくらいの間隔でとればいい?

Manfred RichterによるPixabayからの画像

こまめな休憩って、どれくらいの間隔でとればいいのでしょう?
決まりはありません。

有名なポモドーロテクニックでは、25分仕事して5分休憩。
今回の実験は45分仕事して休憩(休憩時間不明)。

人によって、1仕事がどれくらいか違うでしょうから、その人の好きなタイミングでいいのです。
目安は1時間に1回は休憩しましょう。

楽しくなってきたとき、やる気が満ちているときも休憩するべきなの?

 By Kristin Hardwick in Business

楽しくなってきたとき、やる気が満ちているときも休憩するべきなのでしょうか?
答えは、必ず休憩すべきです。

なぜなら、人の集中力や体力は限りがあるからです。
どんな人でも働き続けることはできない、にんげんだもの。

いま調子がノッてきて、仕事が楽しくなったとします。
その状態は脳が通常より興奮している状態です。
集中力も高いけど、消費する集中力も高いのです。

仕事はそれだけではありません。
その後も継続して良い仕事をすることが求められます。
そこで、楽しいからと働き続けてしまうとその後の仕事でバテて注意散漫になります

それを避けるために、優秀なスタッフほど楽しくなっても休憩を挟みます
一度、脳の興奮を静めるのです。

働いている病院には、そんなこまめに休憩とっている人いないけど・・・

SAMUEL GABRIELによるPixabayからの画像

働いている病院には、そんなこまめに休憩とっている人いないです。
確かに、そんな過酷な病院もあるかもしれません。

でも、デキる看護師は準備やケア後の一段落したときに上手に休憩を取っているものです。
わざわざ休憩時間を急に取らない。
検査出しの帰りにトイレに立ち寄る。
リネンの準備をしたら、水分補給するなど業務に組み込んでいます

一見すると、いつ休んでいるんだ?
と、思う人ほど上手に短時間にこまめに休憩を取り、終業まで集中力と作業効率を下げずに働いています

学生時代は授業と授業の間に休憩があるけど、社会人にはない!

おざきち

学校では、授業と授業の間に休憩があるよね。
学生時代は当たり前にあった休憩。
なぜか社会人になるとなくなる。
だから、自分で意図的に作り出す必要があるんだね!

お疲れナース

でもやっぱり、休憩が取れる空気じゃないです。
そもそも、人手不足で取ることができません。

そんな病院が多いのではないでしょうか?
しかし、こまめな休憩が取れないことは非効率に働け!
と言っているのと同じです

非効率的に働かせておいて、残業すれば
「あなたのやり方が悪い!
そんな働き方で残業代出ると思うの?
1日何やってたの?」

なんて、報われない言葉をかけられたりします。
残業代も請求できなければ、いくら尊い仕事をしていても充実感も達成感もありません。
こんな仕事では長続きしません。

こまめな休憩がとれる職場かどうか?
その職場で働き続けられるかの重要な判断材料の一つになると思います。

先輩が率先して
「水分補給してきな。
トイレ行ってきな。
ちょっと休んできな。」
と、新人さんに声をかけている病棟。

そして、先輩方も業務に支障なくこまめに休憩を取っている。
そんな病棟だとひとまず安心できる職場環境です。

あなたがこまめな休憩を根付かせる先駆者になってください

Photo by Johannes Plenio on Unsplash

もし、誰も本当にこまめに休憩をとっていないのであれば・・・
あなたがこまめな休憩を取る先駆者になってください

はじめは有りもしない誹謗中傷を受けるかもしれません。
「またサボってる。
患者を放り出してどこ行ってるんだ!
最近の子は根性ないね~」

この誹謗中傷をかわす自信がなければ、実践しないでください
さっさと、もっと働きやすい職場を新たに探してください

ただ、今の職場に残りたい、ここで成長したいと思えるなら実践する価値はあります。
自分が職場の労働環境を変えるんだ!
それくらいの強い気持ちで、こまめな休憩を根付かせてください

こまめな休憩が根付かない職場にいる方へ

Peter FischerによるPixabayからの画像

・今の職場環境では、到底根付かない
・そもそも常に人手不足で、目の前の業務に追われている
・誰も休まないし、休んできたらって言わない

そんな状況は異常です。

誰もが、過酷で悲惨な働き方はしたくありません。
自分を犠牲にした働き方でしか成り立たない病院は、そもそも根本で何か間違えてます
その病院で自分を酷使し続ける理由はありません

逃げてください。
自分を守ってください。
自分を守ることは、家族を守ることです。
看護は自己犠牲の上で成り立つものではありません。

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